【知ってた?】自動車の歴史 〜電気自動車はガソリン車より前に誕生した〜

知識・アドバイス | 2016-03-14 16:13:00
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電気自動車って、ガソリン車より前に登場していたのを、みなさんはご存知でしょうか? 自動車の歴史、興味ある人は少ないと思いますが、わかりやすく書いてあるので少しだけ「へぇ〜、そうなんだ」となってみませんか?

【目次】
1.蒸気機関の発明と発展
2.最初の自動車がフランスで誕生
3.イギリスで発達した乗合自動車
4.ガソリン車の前に電気自動車(EV)
5.ガソリンエンジンの登場
6.ガソリン車が量産で価格引き下げ
7.第二次世界大戦に突入
8.世界大戦後の各国
9.日本が自動車大国へ
10.我慢と再編の時代
11.ハイブリッドカーの登場
12.新しい時代へ突入

 

1.蒸気機関の発明と発展

蒸気の力を機械的なエネルギーに変換する機関が蒸気機関です。
蒸気機関はイギリスの産業革命の中で発展しました。
そしてジェームズ・ワットというイギリスの発明家の改良により普及したため、彼の発明が蒸気機関の歴史に一番の転換が起こしたといわれます。
ちなみに、それまでは存在しなかった馬力(W)という単位は、ジェームズ・ワットが馬力(W)により考案されました。

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2.最初の自動車がフランスで誕生

1769年、最初の自動車はフランスで誕生しました。
この自動車は「蒸気」の力で動く三輪の蒸気自動車。


出典:http://rinkou.blog.so-net.ne.jp

開発したのは「ニコラ・ジョセフ・キュニョー」というフランス軍の将校で、大砲を運ぶことが目的でした。
しかし、この自動車は非常に大きくて重かったため、時速は5キロ程度しかでなかったと言われております。
水の補給も15分ごとに必要で、車の前方(前輪)に蒸気を沸かすためのボイラーがあったため操縦性が非常に悪かったそうです。
ちなみに、その操縦性の悪さゆえにパリ市内での実験走行中に壁に激突。
これが世界で最初の自動車事故になります。
その後、この蒸気自動車をキュニョーに開発させていたフランスの陸軍大臣の宰相ショワズールが失脚したため、実験は中止され、以降もこのプロジェクトは引き継ぎされませんでした。
蒸気機関車の誕生は1802年ですので、自動車の方が先に誕生しているのですね。
そして、この頃の日本はまだ江戸時代です。

動画もあります

 

3.イギリスで発達した乗合自動車


出典:http://minicarmuseum.com

その後、イギリスの発明家「ゴールズワージー・ガーニー」や「ウォルター・ハンコック」らが乗合自動車(バスのようなイメージ)として実用化。
しかしながら、既得権益をもつ乗合馬車に猛烈な反発を受け、1865年には赤旗法といわれる乗合蒸気自動車の走行を禁止するような法律に縛られてしまいます。
これによりイギリスでの蒸気自動車の発展が停滞し、自動車の主戦場はフランスとドイツに移ります。

 

4.ガソリン車の前に電気自動車(EV)


出典:http://blog.goo.ne.jp

1830年代に「ロバート・アンダーソン」によって最初の電気自動車(EV)が発明されています(正確な年は不明)。
それもそのはずで、電池は1777年、モーターは1823年に発明されていたました。
しかし、電気自動車としての実用化は1873年で、完成させたのはイギリス人の「ロバート・デイビットソン」でした。
ガソリン車より前なんですね。

 

5.ガソリンエンジンの登場

最初のガソリン車が誕生したのは1885-1886年。
ドイツ人の「ゴッドリープ・ダイムラー」が二輪車と四輪車を、同じくドイツ人の「カール・ベンツ」が三輪車を開発しました。


出典:http://carlife8.com

この時のガソリンエンジンは、1876年にドイツ人の「ニコラウス・オットー」が発明したガソリンエンジンを改良したもの。
ダイムラーとベンツは後に会社を合併し、「ダイムラー・ベンツ社」が誕生しました。
この頃には、蒸気自動車、電気自動車、ガソリン自動車が併存していることになります。
1891年にはダイムラーのガソリンエンジンの製造ライセンスを持っていたフランス人のパナール・エ・ルヴァソールが「パナール・ルヴァソール」を市販します。


出典:Wikipedia

この車には、現在の自動車の基礎ともなる「システム・パナール」なる仕組みで作られていました。
システムパナールは現在の駆動方式の基礎となる仕組みなのですが、少々お話が難しので、今回はとても簡単にだけまとめて、詳細は割愛しましょう。
簡単にいうと当時の自動車メーカーの悩みであった「エンジンをどこに置くか」そして「どうやってエンジンから伝わる力をタイヤに伝えるのか」という悩みに、現在の自動車の仕組みと同じような考え方をもたらしたものがシステム・パナールです。


出典:Wikipedia

日本に車がやってくる

1898年、明治時代の日本にパナール・ルヴァソールが持ち込まれます。
これをきっかけに日本でも自動車の製造が始まっていきます。

電気自動車(EV)が史上初時速100キロ越え


出典:http://circuitclassic.com

一方、1899年に電気自動車が史上初の時速100キロ超えを成し遂げました。
上の写真にあるジャメ・コンタント号と名付けられた車が時速105.9キロを記録し、電気自動車の発展が有望視されます。

 

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6.ガソリン車が量産で価格引き下げ

当時の車は手作りで一部のお金持ちしか手に入れることができませんでした。
ヨーロッパはそれでよかったかもしれませんが、アメリカは国土が広く、馬車に変わる移動手段を強く求めていました。
その熱望に答えたのがアメリカ人(アイルランド系移民の2世)の「ヘンリー・フォード」です。
彼は1903年にフォード・モーター社を設立し、1908年に「T型フォード」というガソリン車を発売します。


出典:Wikipedia

この車は過去の車に比べて構造も簡素化したため、部品などの観点で大幅にコストダウンを実現。
生産方法もこれまで常識だった職人による手作りから、ラインを作って流れ作業にすることで大量生産とコストダウンを可能にしました。


出典:http://natgeo.nikkeibp.co.jp

これにより、それまで1年で数百台から数千台といわれていた自動車の生産台数が、1日で1,000台に跳ね上がり、一気に大衆へ普及します。

日本でも国産第一号が誕生

蒸気自動車としては1904年に岡山市の山羽虎夫が「山羽式蒸気自動車」を完成させました。


出典:http://www.jp-autoauction.net

自動車としては、これが国産第一号です。
次に1907年に国産ガソリン車第一号「タクリー号」というのが誕生します。


出典:https://www.jsae.or.jp

これは有栖川宮威仁親王殿下がオートモビル商会(自動車の輸入・修理業)を設立した吉田真太郎と、エンジニアの内山駒之助に要請したもので、このガソリン車が「ガタクリ、ガタクリ」と動いたために、「タクリー号」と呼ばれるようになりました。
しかし、日本の工業技術は当時まだ未熟であり、まだまだ海外に追いつくようなものではありませんでした。
1920年代には欧米のメーカーが部品だけ本国で製造して、生産(組み立て)を販売したい国で作るというノックダウン方式を行い、日本での勢いを増します。
1932年に現在の日産自動車の前身である「ダットサン商会」、1933年にはトヨタ自動車の前身となる「豊田自動織機製作所自動車部」が設立します。
日本は昭和になったところですね。

 

7.第二次世界大戦に突入

この頃はアメリカのジープをはじめ、軍需のための自動車開発・生産が中心となり乗用車の開発はストップしている状態でした。


出典:http://www.modernoffroader.com

 

8.世界大戦後の各国

アメリカ


出典:http://www.interestingemails.com

本土が戦火に見舞われなかったアメリカは、自動車販売が急速に発展。
1950年代にアメリカ車は黄金期を迎えます。
ビッグ3といわれる「ゼネラル・モーターズ(GM)」「フォード・モーター」「クライスラー」が勢力を伸ばしたのも、この時期です。

ヨーロッパ

ヨーロッパは戦後のダメージで荒廃はしていたものの、自動車工業自体は順調に復活していきます。
ドイツの「フォルクスワーゲン」やフランスの「ルノー」「シトロエン」が小型車を販売し、一般大衆に広く普及します。

日本


出典:http://blog.livedoor.jp

日本は第二次世界大戦後、大きなダメージを受けていた上、GHQの統制下でした。
生産設備もほとんどなく、乗用車の生産も一時禁止されていました。
1949年に生産禁止を解除され、海外メーカーのノックダウン生産という形で、日本の戦後の本格的な自動車生産がスタートします。
日野自動車はフランスの「ルノー」」、いすゞ自動車はイギリスの「ヒルマン」、日産自動車はイギリスのオースチンと提携し、欧米の最新の自動車生産技術を学んでいきました。
トヨタ自動車だけは純国産乗用車にこだわり、1955年に「トヨペット・クラウン」を発売します。


出典:https://www.carnny.com

この頃の日本は高度経済成長期を迎えます。

 

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9.日本が自動車大国へ


出典:http://news.walkerplus.com

自動車が世界中で普及するにつれて問題となっていたのが、排ガス問題と燃費の問題です。
燃費については1973年にオイルショックもあり、ガソリン価格が急騰。
大気汚染防止法やアメリカでは厳しい基準が設けられたマスキー法というのが誕生したり、環境問題に目を向けざるをえなくなりました。
これらの社会問題に対して技術力で存在感を示したのが日本車でした。
大きさを追求したアメリカ車に比べ、日本車は小型で燃費もよく、ホンダの開発したエンジンは当時設けられた厳しい規制に対応できるほど進化しており、世界を仰天させます。
こうして日本車は1980年代にはアメリカ市場で販売台数を伸ばし、自動車生産台数世界一に躍り出ます。
その後、日本はバブルの最中、日本メーカー各社から名車と呼ばれる車が一斉にデビューし、世界での自動車大国の地位を固めることになりました。

 

10.我慢と再編の時代

日本

1990年代は、バブル崩壊による不況で苦戦を強いられました。
不景気で新車がなかなか売れないという状態であるのに加え、この頃になると軽自動車やミニバンなど、顧客の求める車も多様化が進み、自動車メーカーの経営も悩ましい状態です。

海外勢

日本車だけでなく、海外勢にも大変な時期でした。
経済がグローバル化し、大きな規模で世界と戦う重要性が増したおかげで、国境という概念を超えてメーカーの再編が行われるようになります。
メーカー同士で、たくさんの合併や子会社化がめまぐるしく発生しました(今も続いています)。

 

11.ハイブリッドカーの登場


出典:http://kuruma-hack.net

混沌としている自動車業界ですが、日本の存在感は健在。
1997年にトヨタから世界初の量産型ハイブリッドカー「プリウス」が登場し、得意の環境性能で世界にアピールしました。

 

12.新しい時代に突入

各種技術において、自動車はまだまだ新しい時代を迎えそうです。
動力源としては、今となってまた復活をしてきた電気自動車(EV)、燃料電池。
その他では、自動運転や飛行可能な車、衝突前に自動でブレーキをかける車など、各方面での技術革新と一緒に進化を続けることでしょう。

 

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