【ちょっといい話】01「父と息子」

ライフスタイル | 2016-02-20 19:34:00
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20代・男性からの投稿です。感動的なお話しでしたので、ご紹介します。

ちょっといい話01

結婚が決まり、自分の両親への報告を機に、父と仲直りできたので記念に。

小さい頃、いわゆる「お父さん子」で土日になると必ず父とドライブに行ってました。
というのも、父は車好きで、休みの日は一日中車を磨いたり、少しいじってみたり。
僕も影響されてか、よく車の絵本やおもちゃ、ラジコンを買ってもらって父と遊んでいました。
保育園の頃、父の愛車の運転席に座り、父を助手席に乗せ、満面の笑みで映っている写真も良い思い出です。

でも、そんな僕も気がつけば相当な悪ガキに育ち、父と大ゲンカの毎日。
しまいには17歳で家を出て行くように言われました。

当時は「クソ親父め、清々するわ」と思っていましたが、すぐに一人で生きていくことの大変さを知りました。
17歳で高校も中退。
とりあえず上京したけど、お金を得る方法も土建屋のアルバイトくらい思いつきませんでした。
でも、こんなことで帰ったら恥ずかしすぎると思い、死に物狂いで生きようと決意しました。

 

20歳になって成人式の日も、地元に帰るのが恥ずかしくて近所の飲み屋で飲んでいると、陽気なおじさんと意気投合。
実は、広告代理店の社長さんで、そのまま一晩中飲みに連れまわされた後、営業として引き抜かれました。

最初は、全くわからない業界でしたが、社長の期待に応えようと一生懸命働き、6ヶ月後に営業で一番を獲得するまでになりました。
今では20代ながら、部長を任せてもらえるようになりました。
入社してすぐに、その会社で出会った女性と交際がスタートし、婚約にまで至りました。
婚約の報告を第二の親父でもある社長に報告すると嬉しそうに「そうか、よかったな!でも、○○さんを退社させるなら、その分までお前に頑張ってもらわないとな!」なんて冗談を言っていました。
報告もさらっと終わると思っていると突然、社長が真顔になり「ちゃんと親父さんのところにも報告に行け。」と言いました。
しかし、もう10年以上、全く連絡もとっていなかったため、正直生きてるかどうかも分かりませんでした。
そう思うと突然心配になり、覚えてる実家の電話番号に電話をしてみました。
すると母が出て、僕の声を聞いた瞬間に母は泣き始めました。
思わずこっちも泣いてしまい、1時間ほど話しをし、とにかくお嫁さんを連れていく日取りを決めました。

 

当日、車にのって実家にいくと、母が出迎えてくれました。
父の姿は見えず母に聞くと、父は相変わらずドライブに行っているけど、時間までには帰ると言っていたそうだ。
しばらく母と話しをしていると、父の車が戻ってきた音がしました。
父は家に入って僕の顔を見るなり「お前の車か!?イイ車だな。」と嬉しいような恥ずかしいような微妙な表情で言いました。
乗っていたのは、そんなに高くはないけど、中くらいの高級車。
車好きの父の雰囲気を察知して「乗ってみる?」というと父は「良いのか!?」とご機嫌。

その後、二人で少し近所を走りましたが、車の操作の話しをしただけで、他に何を話す訳でもなく。
だけど最後、家の駐車場に着いたときに父は「立派になったな。おかえり。」と言いながら頬に涙がこぼしました。
それを見て、こちらも泣いてしまい、二人で号泣。
結局、それから朝まで親父と飲みながら、これまでのことを話しました。

リビングには、僕が保育園の頃に撮った写真が飾ってありました。
父の愛車の運転席に座り、父を助手席に乗せ、満面の笑みで映っている僕の写真です。
今では、あの頃のような普通の親子に戻ることができました。

駄文かつ長文、失礼いたしました。

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