「車中泊(車内泊)の全て」コツからメリット・デメリット、おすすめの車まで

ライフスタイル | 2016-03-07 14:54:00
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民泊サービスやカプセルホテルの普及もあり「寝泊り」の選択肢が増えている現在。地味に人気が出てきているのが「車中泊(車内泊)」。キャンピングカーはもちろん一般乗用車でも車中泊をする人が増えているんです。

【目次】
・車中泊とは
・車中泊は増えている
・車中泊のメリット
・車中泊のデメリット
・車中泊の心得
・車中泊の仕方
・車中泊に適した車とは
・車中泊に適した軽自動車をご紹介

 

車中泊とは

車中泊とは、文字の通り「車や列車の中で宿泊する」ことを言います。
車内泊ということもあります。

車中泊は増えている


出典:http://camphack.nap-camp.com

色々なメリット・デメリットがあるのですが、専門の本や雑誌が出版されるほど、車中泊は人気になりつつあります。
イメージでは、本格的なキャンピングカーを持っていないとできそうにないと思うかもしれませんが、軽自動車ですら車中泊を楽しんでいる人が大勢います。
最近では道の駅や高速道路のサービスエリアも整備が進んでいて、車中泊の絶好スポットになっているケースも少なくありません。
一時的な車中泊ではなく、車に住んでいる人も海外にはいます。

海外では車に住んでる人も多い

Googleの社員も会社の駐車場で車中泊

彼はトラックを買って、Google本社の駐車場に停め暮らしているようです。
シャワーやトイレは会社にありますし、食事も社食。
それにより給料の90%程度を貯蓄しているようです。

契約金2億円のメジャーリーガーも月8万円で車上生活

ダニエル・ノエス選手は契約金2億円の有名選手ですが、お住まいはフォルクスワーゲンのバン。
ナイキとスポンサー契約をしているほどの選手です。
「ハッピーでバランスのとれた生活を行うために必要な冒険だ」と話しているそうです。

 

車中泊のメリット


出典:http://v7fv022bmd.seesaa.net

メリット1:節約

車中泊の一番イメージしやすいメリットです。
オートキャンプ場や有料駐車場等でなければ宿泊費がかかることがありません。
旅行好きな方は特に、毎回の宿泊代は大きな負担ですよね。
車中泊にすれば宿泊費の負担を大きく減らせる可能性もあるため、その分、旅行に行く回数を増やすことができるかもしれません。
どこに停めても寝られる車中泊ですが、場所によっては車中泊のための長時間駐車を禁止している場所もあるので、ご注意ください。

メリット2:時間や場所の自由

ホテルや旅館では、チェックインとチェックアウトの時間、朝食や夕食の時間が決まっています。
車中泊に関しては、時間について誰かに合わせなければならないことは少ないです。
場所だって、今停めている場所や方角の景色や空が嫌なのであれば、移動すれば良いのです。
車中泊であれば、すべて自分次第。
満天の星空の下で寝たければ、そういったスポットに移動できてしまいます。

メリット3:行動がしやすい

家族や友人と旅行に行った時、自分は起きたけども家族や友人が寝ていて移動できず。
準備を待っていたら、お昼を過ぎていた・・・なんて経験ありませんか?
しかし、そんな時でも車中泊だと起きれば目の前にはハンドルがあります。
シートベルトさえ着用してもらえば、周りが寝ていても行動開始できてしまいます。
それに伴って、早朝にお出かけすることもオススメします。
早朝からでも開いてたり、そもそも営業時間が存在しない観光スポットであれば、ほとんどの場所がガラガラなことが多いでしょう。
絶景の楽しめる場所や広大なお花畑に自分以外には誰もいない。
いわゆる人気スポットいわれる場所を独り占めできるかもしれまえん。
もうドラマの主人公になったのかと錯覚を起こすかもしれませんが、その瞬間、あなたはたしかに主人公なのでしょう。
きっとそれは、極上といっても過言ではないほどの満足感を与えてくれるかもしれません。

 

車中泊のデメリット


出典:http://jidosha-tatsujin.net

デメリット1:窮屈さと寝心地

少し大きめの車であればさほど感じないかもしれませんが、軽自動車だと、人によっては少し窮屈かもしれません。
手足を伸ばして、広々というわけには当然いきません。
荷物が多かったりすると尚更、圧迫感がでてきると思います。
また、当然ふかふかのベッドで寝るわけではないので、寝心地も良くはありません。

デメリット2:安全面

いくら日本とはいえ、少し怖いですよね。
通常、車中泊では外から見えないように窓を覆いますが、逆もまた然り。
覆ってしまえばマジックミラー等でない限り、車内から外を確認することができません。

デメリット3:トイレや洗面・お風呂

きちんとしたキャンピングカーでない限り、これは車内では厳しいですね。
トイレは携帯用のものもありますが、男性はまだしも女性は気がひけると思われます。
しかし、サービスエリアであれば24時間いつでもトイレは利用できるのでオススメです。
気持ち的に問題がなければ、サービスエリアで洗面や歯磨きをすることだってできます。
お風呂に関しても温泉巡りを一緒に合わせれば、一件落着。

デメリット4:暑さと寒さ

季節の影響をもろに受けてしまうのは仕方ありませんね。
ただし、暑さ対策も寒さ対策も、それ用のグッズがありますから問題はないでしょう。
最近の便利グッズであれば暑さ・寒さはほとんど関係ありまえん。

 

車中泊の心得

車中泊は、車で移動し車に泊まるものです。
そして、自動車を動かすのに必要なものは「燃料」です。
ガソリンや電気という燃料がなければ、自動車は動かないので、単なる雨宿りのための箱と同じですので、燃料の確保には注意を払うべきでしょう。
また、天候などの災害で道路が通行止めになれば移動はできません。
ですので、車中泊に行く前に、今から出かける地域の台風や大雨等の天候情報について、しっかりと情報収集しましょう。
ということで、できるのであれば、常に近場のガソリンスタンド等を把握しておくことが大事となります。
最悪の場合、携帯電話と水があればなんとかなりますので、人力や太陽光で充電できる充電器は用意しておくことも大事でしょう。

 

車中泊の仕方

・駐車する場所


出典:Honda Dog

どこでも良いのですが、やはり道の駅と高速道路のサービスエリアは便利です。
特にサービスエリアは24時間、食料と飲み物を確保とトイレの利用ができますからね。

駐車で避けるべき場所

タイヤ痕がある場所は暴走族等がよく来る可能性があります。
車の通りが激しい場所もうるさくて寝れないのでオススメできません。
また、駐車スペースは隅は避けるようにしましょう。
人目を避けて暗いとろこを探していると、気がついたら自隅の方に駐車してしまいがちですよね。
ですが、隅に行くと周囲の目がなくなってしまうので、その分、危険性は高くなります。
かと言って、サービスエリアなどで車中泊する場合は、出入り口付近の駐車はうるさいので、やめた方が良いでしょう。
また万が一、事故の可能性もあるので、出入り口付近などの車の通りが多い場所での車中泊はおすすめできません。
坂になっている場所に関しても、変な感覚に陥りますし、車が動いていってしまう可能性もなるので、やめておきましょう。
そして、川や海、崖の近くは天候によっては危険ですので避けるべきでしょう。

・車内の寝るスペースの確保

車選びから寝るスペースの確保と考えると、なるべくフルフラットになる車が良いでしょう。
寝返りが打てないと、エコノミー症候群(長い時間同じ体制でることで、血流が悪くなり血管内に血の塊ができる((※特に足))。その塊が肺や心臓に詰まり、最悪の場合、死に至るというもの)になる危険性があります。
どれだけ車内を平にすることができるのかが大事なポイントですね。
またフルフラットでも多少の凸凹はでてしまうものです。
最近の車には、それようのシートがオプションであったり、市販のマットを敷くことで、かなり快適なベッドになるものもありますので、チェックしておくべきでしょう。

・服装

パジャマに着替える必要はありませんし、冬の場合はパジャマだと寒くて大変です。
靴下を脱ぐと開放感もでて、わりと寝やすいという話はよく聞きます。
ジーパンなんかで寝にくいのであれば、厚手のスウェットに着替えると良いでしょう。
冬であれば、雪山に行くのと同じくらいの厚着をすることをオススメします。

・布団

寝袋(シェラフ)を基本とすると良いでしょう。

それをベースに、寒ければ毛布を追加していきます。
冬で床下からの冷気が気になるのであれば、アルミのマットシートや新聞紙、段ボールを下に敷くと良いでしょう。

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・温度管理

暖房・冷房での調整はオススメできない(むしろ危険)

理由は色々ありますが、まずは近隣住人への騒音配慮。
地域の条例でそもそも禁止されている場所もあるのでご注意ください。
次は、アクセルを踏んだりする危険があること。
本人は寝ているため、アクセル全開に押してしまっていることに気がつかず、車が炎上。
逃げ切れず焼死というニュースがまれにあります。
そして一番大変なのは、一酸化炭素中毒の危険性です。
雪などでマフラーがふさがってしまうと、外に排出するはずだった一酸化炭素が車内に逆流してきます。
また駐車場所によっては、排気ガスがこもってしまうケースも。
そうすると、よくニュースできく一酸化炭素中毒。
こちらも最悪、死に至ります。
一酸化炭素は無色・無味・無臭で、中毒の初期症状も「顔が少しほてった」「少しフラフラする」程度です。
気をつけましょう。

夏の場合

夏の車中泊は、正直辛いです。
前提としては、標高の高い涼しい地域でないと暑くて大変です。
そして窓を少しあけて風通しをよくする必要があります。
温度管理というか体温管理としては冷たい飲み物が飲めるようにクーラーボックスはあった方が良いですね。

冬の場合

車内は想像以上に冷えることを覚えておきましょう。
ですので、冬の車中泊は「外で寝ると同じ」くらいに思っておいてください。
そして窓には断熱用にカーテンやサンシェードと呼ばれるカバーをしましょう。

これだけで、入ってくる冷気がかなり遮断され、車内温度を保ちやすくなります。

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車中泊に適した車とは

車によって快適度が格段に違います。
当然キャンピングカーがいいのですが、日常的にキャンピングカーでは大変だと思います。
ですので乗用車としての車中泊に適した車で考えると、大事なのは座席をフラットにして寝られるかどうかでしょう。
ざっくり言うと以下のような選択肢になります。

・ワンボックス
・ミニバン
・SUV
・ステーションワゴン
・軽ワゴン、軽バン

 

車中泊に適した軽自動車をご紹介

軽でも最近のものは車内が広いものがあり、車中泊だってなんなくできてしまいます。

①ダイハツ:ウェイク


出典:CarWatch

動画をみていただきましょう。

足を伸ばしている姿が印象的ですね。
CMでも車内の広さを売りにしてますが、たしかに広いです。
当然、フルフラットになります。
フルフラットにすると、こんな感じになります。


出典:ダイハツ


出典:ダイハツ

 

②ホンダ:NBOX+(エヌボックスプラス)


出典:CarWatch

この車もフルフラットです。

 


出典:ホンダ

オプションでマルチスペースシステムをつければ、190cmの方でも足を伸ばして寝れます。


出典:ホンダ

 

③スズキ:ハスラー


出典:CarWatch

アウトドアに最適な一台ですが、ウェイクやNBOXに比べると、少し車内は狭いです。
また足元にシートリフターというものがないと完璧なフルフラットにはなりません。


出典:スズキ

これはハスラーがもつ三つのグレード「Xターボ」「Gターボ」「A」の内、XとGのみに対応してます。

 

車中泊体験談

95%は道の駅で

車中泊をするための場所を探すというのは、実は結構難しいんです。
実際に車中泊をしてみたことがある方なら、わかると思います。
一番は「安心して車を停めて寝れる場所」というのを探すことが、難しいんです。

政令指定都市では、ほとんど見つけることはできないですし、人口が10万人を超えるような、いわゆる「地方都市」でもとても難しいですね。
強引に公園の駐車場なんかに駐車して寝ようものなら、ご近所さんに通報され、警察官がやってくることもあります。
長時間の駐車や夜間の駐車は、職務質問を受けてしまう可能性も高いです。

また、少し街から距離をおいた場所に駐車すると、走り屋やヤンキーなどの溜まり場なんかである可能性も高いです。
そうなると、とてもうるさいので寝れないかもしれませんし、そもそも絡まれたりして大変なことになるかもしれません。

色々考えると、道の駅がおすすめですね。
とにかく安心して車中泊ができます。
道の駅では、周囲に同じように車中泊をする車がいることが多いです。
また、夜中に長時間駐車をしている目的も明確なので、職務質問を受けることも少ないです(むしろ、ないといっても過言ではありません)。

ということで、私は最近の車中泊は95%は「道の駅」でしますね。

 

幼少期の車中泊の記憶

小学生の時に、日光へ家族で旅行したのですが、その時に初めて車に泊まったので、今でも少し覚えています。
2泊3日の旅行で、同じ宿に2泊を予約していたのですが、宿のサービスがあまりよくなくて。
父だか母だか、どちらだったかは忘れましたが「こんな宿には1泊以上泊まれない」と言い出したのが、きっかけでした。
GW(ゴールデンウィーク)の時期だったので、即日で他の宿を取れるワケもなく。
「しょうがないから車の中で寝るか」ということで、私と妹は「なんでよ。ワケわかんない」という愚痴をこぼしつつ、家族4人で一晩、車中泊しました。
父が運転する中で夕食をとったため、私はすぐに気持ちが悪くなり(すぐ車酔いしてしまうんです)、吐きたくても吐けなくて、辛い思いをしながら就寝したことを覚えています。
近くにサービスエリアやパーキングエリアもなかったので、コンビニのトイレに寄りました。
翌日には、体調も回復し、楽しく観光してまわりました。

この体験から言えることは、2つでしょうか。
・トイレがある、または近い場所で寝た方が良い
・クッションや毛布、できれば薬も準備しておいた方が良い
毛布なんかは寒いですので、当たり前にあった方が良いと思いますが、その他にもサイズの小さい車だと狭くて、寝方によっては身体を痛めることも。
なるべくクッションを敷いたりして、そこに寝ると良いかなと思います。
薬に関しては私のような場合もあり、乗り物に弱い人は持っておいた方が良いでしょう。
地方にいくと、近くで手に入らないこともありますし、そもそも夜中はお店がやっていないこともありますので。

 

 

以上、長々と車中泊についてお話ししてまいりました。
海外では車に住んでいる人も多いですが、日本では簡単にはできません。
しかし、数日程度の車中泊であれば全く問題ないでしょう。
たまには自由気ままな車中泊ライフを送ってみてはいかがでしょうか?

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